カツラグループ

(取り組み)

commitment

未来を見据えた盤石の体制づくり

2020年のカーボンニュートラル宣言に加え、新型コロナウイルスによるパンデミックも発生。先行きの見通しが難しい時代においても企業として永続的に発展していくために、大きな体制変化を実施しました。より強いグループを作るために、2015年、㈱KL&SHホールディングスを設立し、ホールディングス体制に移行。2021年には、桂精機製作所の熱設備事業部と東京瓦斯電炉が統合して新会社となるという、大きな組織改革も実施。
機能別に会社を設けることで、各事業の得意分野を存分に発揮できるよう、グループ力の強化を図ります。

未来を見据えた盤石の体制づくり

「技術と経験」でアジア市場の生産拠点へ

分散型の生産体制で国際情勢や経済の状況の変動に対応したものづくりを維持するため、海外工場を2カ国で展開。中国では、日本向け製品の製造と中国国内向け製品の製造販売、ベトナムでは、山梨工場と並行して日本で販売している調整器のアルミダイカスト部分をメインに製造している。今後の展望として、製造の品質管理のさらなる徹底と合わせて、世界情勢によって混乱しやすいサプライチェーンのマネジメント強化も進めていく。
日本と新興国の両方に軸足を置いて生産を行う企業の増加を受け、ベトナム工場では熱設備商品の製造もスタートする方針。そして、将来的にはアジアの新興国のみならずアフリカへの販路拡大も視野に入れている。
カツラグループの最大の強みは、エネルギー利用の安全と環境に関わるあらゆるソリューションを提供できる「技術と経験」。この強みに磨きをかけ、アジア市場の生産拠点として、お客様や社会、世界に貢献できることを追求していく。

「技術と経験」でアジア市場の生産拠点へ

to ENERGY VALUE INNOVATION

ガス供給機器メーカーとして、CO2を減らしていくための研究開発はもはや使命。カーボンニュートラル及び脱炭素は、3本柱で進めていく。まずは「省エネ」を今以上に推進。“省”炭素を進め続けることで、将来的な「脱」炭素の実現を目指す。その具体策として、熱を多消費する産業界に特化した方法として有効な「熱のカスケード利用」も追求。そして、CO2を排出しないエネルギーとして台頭する「水素」の開発も加速して進めているところである。
ヒートエナジーテックが主体となり、他社とも協力しながら燃料として水素を利用する水素燃焼バーナの開発に力を入れている。また、水素エネルギーの供給システムと安全システムの提供や、供給装置と安全装置の製造販売についても、同様に進めていく。将来的に普及が進んだ際に、燃焼機器だけでなく供給と安全の確保をワンストップで提供し、カツラグループの最大の強みとなるようにしていきたい。

to ENERGY VALUE INNOVATION